日本各地で発生している大地震や水害・天候の悪化、いつ起こるかはわからないけど、あなたの身近でも近い将来必ず起こると言われていますよね。
自然災害に対する備えは誰もが気になるポイントでしょう。既に完璧な準備をしているという方もいれば、これから準備をしようと考えている方もいることと思います。
自然災害や緊急事態が発生した際、適切な準備がなければ、生活が脅かされる可能性があります。非常時には食糧の確保が特に重要であり、適切な非常食の選択が生存に直結します。
非常事態だからあるモノは何でも食べなくては、と思いつつ慣れない食事や味気ない食べ物は、心を疲れさせてしまいます。
この記事では、非常時に備える食事の中からおすすめの10点をご紹介します。また、進化して美味しくなったと言われる非常食の中から、何をどう選べば良いのか、選び方のポイントをご紹介します。是非参考にしてください。
非常食の役割と選び方の重要性
非常食は災害時や緊急事態において、身の安全を確保する上で極めて重要な役割を果たします。災害が発生すると、通常の生活が激変し、食料の入手が難しくなることが予想されます。このような状況下で、事前に備えておいた非常食は生き残るための重要な役割を果たします。
では、非常食はどのように選んだら良いのでしょうか?
一般的に数日間の非常食を備えている家庭は多いのですが、非常事態なんだから食べられるモノなら何でも良いと、選定を疎かにしている人もまた多いのです。
これが非常に危険な考えです。
非常事態だから何でも食べると思えるのは、今おかれている環境が安全で、精神的にも安定しているから思えること。
例えば地震で家屋が損傷したものの、避難所に行くことができず、いつ倒れるかもわからない家で過ごすことになったとしたら、味のしない冷めた食事を食べる気力があるでしょうか?
一方で、その環境でも美味しいと思える食事があれば、あなたの心をいくらか楽にしてくれるでしょう。
非常食を選ぶ際に重要なのは、その備えの品質と美味しさです。
美味しさは精神的な安定につながり、食欲を刺激して栄養補給を促進します。品質が高ければ保存期間が長く、耐久性があることも求められます。また、非常食は栄養バランスを考慮して選ぶことが必要です。バラエティ豊かな食材や栄養素が含まれていることで、健康を維持するのに役立ちます。
非常食選びの5つのポイント
ここで、非常食を選ぶときのポイントを5つご紹介します。
非常食は保存期間で選ぶ
非常食を日頃から使用して備蓄を切らさない方法もありますが、一般的に非常食は備えておくことを考えると5年以上保存できるものがオススメです。
災害や緊急事態では、食料が数日から数週間必要となります。そのため、非常食の保存期間が長いことは不可欠です。
商品のラベルに書かれた賞味期限が分かりやすいものを選ぶと良いでしょう。また保管方法を正しくすることも忘れずに。
非常食は栄養バランスで選ぶ
非常食の選択において、栄養バランスの考慮は極めて重要です。
災害時や緊急事態では、十分な栄養摂取が生存と健康の鍵となります。多様な栄養素を含み、バランスの取れた食事を提供できるように選択しましょう。
たとえば、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく摂れる非常食は、体力の維持や免疫力の強化に役立ちます。
購入前に製品の栄養成分表示を確認し、バランスの取れた非常食を選ぶことが重要です。
非常食は食べなれた味を選ぶ
非常時にはそのストレスから食事がのどを通らないという方も多いです。そのため、非常食は食べやすく、心地よい味わいであることが重要です。
レンジで温めるだけのご飯やカレー、お湯を入れるだけのカップ麺やスープなど、普段から食べているもので非常時に役立つ食事は数多く思いつくことでしょう。
食べなれた味は、食欲がない時でも食べられる可能性が高く、心の安定にも繋がります。
非常食はバラエティで選ぶ
非常食を選ぶ上で、バラエティは大切な要素です。バラエティ豊かな選択肢を備えていることで、単調な食事からくる栄養不足を防ぎます。
異なる味や種類の非常食が揃っていれば、長期間の備蓄においても飽きずにバランスのとれた食事ができます。食べやすいだけでなく、様々な選択ができる非常食は、緊急時においても心身の健康を維持する鍵となります。
非常食を選ぶときには、バラエティに富んだ種類を選ぶことも考慮しましょう。
非常食はゴミの捨てやすさで選ぶ
非常時は、ゴミの回収もストップすることがあります。
しばらくゴミは捨てられないかもしれないと考え、できるだけゴミが出ない非常食を選ぶと良いでしょう。
しっかりした箱に入っているものや、缶・瓶は耐久性がありますが、レトルトパウチ商品の非常食であれば、ゴミを少なくすることが可能です。
余裕があれば、いくつかの種類をバランスよく備えておくと良いでしょう。
おすすめ非常食10選
ここでは非常食として人気のあるアイテムを10個ご紹介します。
カップヌードル
カップヌードルは手軽で迅速な調理が可能で、沸かした湯を注ぐだけで食べられるため、緊急時に便利です。また、長期保存が可能であり、非常時の備蓄に適しています。
カップ麺は一食単位で包装されており、分量管理が容易なため、賞味期限が長くても無駄が少ないという利点もあります。さらに、様々な味や具材が組み合わされたバリエーション豊富な製品が存在し、飽きずに栄養バランスを考えた食事が可能です。緊急時において、手軽で栄養豊富な食事を提供できるカップ麺は、備蓄食品として重宝されています。
ビスコ保存缶
保存缶は丈夫で運搬にも適しており、持ち運びやすいのも非常食として選ばれる理由のひとつです。
ビスコは緊急時において、手軽で栄養豊富な食糧が必要な際に頼りになる非常食となります。
食べやすく、非常時でも子どもたちもストレスなく食べられるでしょう。
当ブログでは、ビスコ以外にも非常食になるお菓子をご消化しています。こちらの記事も参考にしてください。
アイリスオーヤマ非常食
アイリス―オーヤマの非常食は12種類42色セットとバラエティに富んでいるのが特徴です。水またはお湯だけで簡単に作ることができ、スプーンもついているので、すぐに食べられます。
尾西のごはんシリーズ
尾西のごはんシリーズはアルファ米を使用した4種類の非常食。アルファ米は、炊き立てのご飯を急速乾燥したものです。
アルファ米については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。是非参考にしてください。
えいようかん
保存用に便利な長期保存可能なようかんです。
1本でご飯約1杯分の栄養を摂ることができます。すっきりした甘さが特徴のようかんは、非常時に甘いものが食べたくなった時に便利です。飲み物がなくても美味しく食べられます。
尾西食品 携帯おにぎり
お湯または水を入れるだけで具材のおいしさが詰まったおにぎりができます。箸やスプーンを使うのが難しい状況でも食べやすく、また気分を変えることができるおにぎりは非常食としてもオススメです。
カゴメ野菜の保存食セット
カゴメの保存食は長期保存が可能であり、新鮮な野菜の栄養を長く保つことができます。加工技術により美味しさが損なわれず、災害時にも栄養補給が可能です。
缶deボローニャ
缶に入ったパンの非常食です。もちろん缶切り不要で開けることができます。マフィンカップに入ったパンが2つ、開ければすぐに食べられます。
アイリスオーヤマパックごはん
低温製法の美味しいパックご飯、普段から常備している人も多いのではないでしょうか。
水とお米だけで作ったご飯なので、安心して食べられますよね。もち米ご飯、玄米ご飯、麦ごはんと種類も豊富なので、常備しておくと良いでしょう。
ハウス温めずにおいしいカレー
ハウス食品ならではの美味しいカレーが、常温でそのままでも食べられるのが特徴です。もちろん温めて食べても美味しいです。
ご飯はついていないのでパックご飯と一緒に保管しておくと良いでしょう。
今すぐ始められる非常食の準備
この記事では、非常食の大切さ、非常食を選ぶときのポイント、お勧めの非常食をご紹介してきました。
購入して備えていても、非常食を使う日はこないかもしれません。こないに越したことはありません。
しかし、今の日本では遠くない将来、大きな地震が起こる可能性が極めて高いと言われています。国土交通省のサイトでも「防災ポータル」として最新の防災情報が掲載されています。
情報にアンテナを張り、いのちとくらしを守るため、今すぐ始められる防災対策として非常食の準備・見直しをしてみてください。
当ブログでは防災情報を他にもご紹介しています。
是非チェックして参考にしてみてください。